UZIのメタルフレームはいくつかのメーカーから発売されています.
しかしUZI用に限らず取り付けの際加工が必要なメタルフレームは意外と多いです.
同じフレームでも製品誤差で当たり外れがありますので組んでみないと分からない
のが現状です.
運良く無加工で使用できるものを入手された方は問題ありませんが「ハズレ」を
引いた方は参考にしてください.
ここで紹介するものは関係する全ての部分を加工しています.
製品によっては一部の加工だけで大丈夫なものもありますので,現状を確認して
必要な部分だけ加工してください.
くれぐれも削り過ぎないようにこまめにチェックしながら慎重に加工してください.

 メカボックス分解のコーナーで紹介したように
 UZIのメカボックスは一体型の樹脂製です.
 外圧の影響を受けやすいのでフレームがきついと
 内部機構が圧迫されて動作不良をおこします.

 このUZIもメインフレームとグリップフレームの重なる
 部分(写真の赤い部分)がきつく,組み立てた状態で
 引き金を引くとフルオートで止まらないという暴走状態
 になってしまいます.
 トリガー系のパーツを圧迫したフレームが押さえてしまい
 引き金を引いた状態で止まるために起こる症状です.







 早速不要な部分を削ります.
 純正の上部カバーもきつくて開け閉めが厳しいので
 ここも削ります.
 
 さすがにヤスリでゴシゴシってのは無理があるので
 グラインダーかリューター(ペン型のハンドドリル)が
 必要です.
 グラインダーは刃が大きく取り回しが難しいのでテク
 ニックが必要です.
 リューターはホームセンターなどで3〜4千円で売って
 います.ちょっと高いですが今後もパーツなどの加工に
 役に立つのでぜひ欲しい一品です.
 





一箇所を集中して削ると強度が落ちるので接触面の両方を少しずつ削ります.
目安は0.5mm程度で,適度に擦れるくらいが組み立てた時に治まりがいいです.
製品によって異なることがあるのでこまめに合わせながら削りましょう.




 上部カバーの内側も0.5mm程度削ります.

















 ここが一番肝心!
 グリップフレームの内側です.
 このフレームがきついと直接動作に影響します.

 ここも0.5mm程度削ります.












何度か合わせながら削っていけば完了です.
アルミフレームはグレーに塗装してあるのでそのまま組むと妙な感じです.
削った部分の塗装も兼ねてブラックに塗ってみましょう.
写真はガンスミスの「極黒」で塗装済みです.
深みのあるつや消しブラックは塗膜が丈夫で剥げにくいのでお勧めです.

組み上がったらセミ・フルで動作確認しましょう.

ノーマルはちょっと安っぽいと感じている方はお勧めです.
フルメタルの冷たい重量感はいいものです.
ぜひチャレンジしてみてください.

                      
  

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