マルイ製「PX4」

ベレッタのPX4はメジャーな92F系ではなくクーガーの後継となります。
92F系の特徴である大きくカットされたスライドではなく一般的なエジェクトポートのみが
開いています。
実銃はスライドとバレルを交換することで異なる口径にスイッチすることができますが
強度的な問題をクリアするためにトレードマーク的なデザインは採用されていません。
実際、92Fが本格採用された湾岸戦争ではスライド破損のトラブルが多発したそうです。

PX4はクーガーと同様に「ローテイティング・バレル(銃身回転)方式」が採用されています。
これはスライド後退と同時にバレルが回転してスライドとのロック(噛み込み)を解除する
方式です。
一般的なオートはスライドが後退する際チャンバー部分が下がってロックを解除しますが
バレルが上向きなってしまいます。
ロータリー式は銃口の軸が変わらないので安定した射撃に貢献しています。
エアガンのPX4もこの銃身回転を見事に再現していますがインナーバレルは固定されていて
アウター部分だけの作動なので実射性能には影響ありませんがなかなか楽しいギミックです。


マルイ製オートハンドガンのほとんどがスライドを外してホップ調整しますがPX4はエジェクトポートから
調整が可能です。


標準でグリップのサイズが3種類付属、簡単に変更できます。


セーフティーは適度なエッジがあるのでグローブをしていても確実にスライドを引くことができますが
逆にセーフティーとして操作する際には若干指へのかかりが悪いような感触があります。
ハンマーコック時にセーフティーをONするとデコッキングになります。


ガバメント系と上面を比較するとかなりコンパクトですが・・・


全体的にボリュームがあるので側面を比較すると大差ないように見えます。
重量もかなりあるので「コンパクト」の分類ではないような感じです。




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