ウエスタンアームズ製 「GOLDCUP NATIONALMATCH」
                13年前に購入した固定スライドガスガン.
                ブローバックが無い時代ゆえにガバメント系でありながら
                ダブルアクションができる「シーキャンプ」を再現しているが
                知名度が低いためリアリティーに欠ける.
                当然HOPも無いため有効射程は7m程度,最大飛距離は15m
                とてもゲームでは使える状態ではないが,唯一の利点は
                「音が小さい」ことである.
                夜戦用の消音銃として使うにしてもHOPは欲しいところ.
                何とかならないかと考えているうちに偶然ピッタリのものを発見!
                ついに消音銃として復活しました.

純正のチャンバーとバレルです.
チャンバーゴムは硬化しています.

バレルは当時ありがちな内径が大きなアルミ製
のパイプです.
上が純正バレル&チャンバー
下がたまたまピッタリなのに気づいたKSCの
初代93R用バレル&可変ホップチャンバーです.

旧式93Rをドラムホップ化したために残ったものです.
一見チャンバーの形状が異なるので合いそうにない
のですが,なんとチャンバーの溝や窪みまでがフレーム
にピッタリなのです.

唯一問題なのはノンホップバレルは前後方向の固定
だけで良かったのですが,HOPバレルは回転しない
ように固定する必要があります.
写真のように乗せただけでは,チャンバーゴムだけで
前後方向と回転方向を固定するようになります.
そのままでも問題無さそうですが可変ホップ用イモネジ
と別にバレル固定用のネジも付けることにします.
サイレンサーを付けるために何か良い物はないかと
探していたら・・・ありました!!

クルツのマズルキャップです.
M14のオスネジになっているのでこれを逆さまに
使えば市販のサイレンサーが使えます.

これもKM製マズルに交換したための余剰品です.
裏返しに乗せるとこれまたピッタリ穴にはまりました.

サイレンサーの荷重がかかるので裏から溶接して
固定しました.
強度はバッチリです.
サイレンサーを付けるのにロングスライドは邪魔です.
インナーバレルも短いのでスライドをカットします.
カットしたスライドからフロントサイトを移植します.
スライドに切り込みを入れて接着します.
移植成功です.

ハメ込み接着なので強度も十分です.
メッキは目立ちすぎるのでブラックに塗装しました.
フレームはとりあえずそのままで使います.

左下のダミーチャンバーに穴をあけ,ネジ切りして
ホップ調整用とインナーバレル固定用のイモネジを
付けています.
ホップチャンバーをイモネジで押さえてホップ調整します.
組み立て完了です.

マズルにはSOCOMのようにネジ山がついているので
そもままサイレンサーが装着できます.
ナイツサイレンサーを付けています.

マズル周りの耐久性も十分です.


【実射テスト】
可変ホップの調整がシビアですが,うまくいけば20mは直進するようになりました.
弾道はとても素直で,現行ブローバックより良いかもしれません.

なんと言っても今回の成功は「消音」です.
ナイツサイレンサーとの相性はバッチリで発射音はほとんど聞こえません.
ハンマーが落ちる時の「カチッ」という音の方が響くくらいです.
ハンマーにもクッションを付けて少しは効果がありましたが,この辺は今後の検討事項
ということにします.
それでもサイレンサーを付けたAPSの半分以下くらいの音しかでていません.
夜戦においては即戦力ですが,弾道と飛距離を調整すれば,デイゲームでもかなり
使える銃になりそうです.


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