GameReport 5
「犬鳴峠遠征」2001.4.22福岡県
Report JUNK
12時からのゲームということでアスカへの集合は午前9時.
いつもの遠征よりゆっくりと出発しました.
壇ノ浦PAでミミックさん・もふさんと合流,吉賀SAで早めの昼食を取り11時30分に福岡インターを
降りました.
迎えの方の案内で12時に戦場へ到着しました.
フィールドは有名な心霊スポットの近くです.
急傾斜の山を使ったフィールドは広大で,移動だけでもかなりハードです.
今回のゲームは赤・黄・青の3チーム同時対抗のフラッグ戦でした.
地形把握や親睦の目的もあり,オセロットも3チームに別れました.
この大会の特徴としてスタート・終了コールがありません.
各隊長が持つ時計により開始と終了の時間が決まっています.
うっかり話し込んでいると出遅れてしまいます.
また,隊長は事前に渡された「指令書」をスタート地点で開封し,どこの
フラッグから攻めるかをメンバーに周知します.
つまりゲームが始まらないとどこのチームが攻めて来るかわからないのです.
私はK崎さん・K2Cさんの3名で青チームになりました.
全く地形がわからないので地元チームの隊長さんに付いて行きます.
急斜面沿いに目的地への裏ルートを進んでいるといきなりアンブッシュの敵の
激しい攻撃を受けました.
幸い後方に残っていた私は生き残り,ブッシュに向かって攻撃を続けましたが
結局敵の姿を見ないまま戦死しました.
セーフティーゾーンにて この時はまだまだ体力的にも余裕です. |
|
フィールドにはブッシュの少ない植林地 があり,スナイパーにもってこいでした. |
|
最終戦スタート前 地元チーム対遠征組の戦いです. |
ポジションを変えながらゲームを続けますがOCELOTの目立つ活躍はないままでした.
そして最終戦.
地元チーム対遠征チームの戦いになります.
Dr率いるアタッカー部隊はブッシュの濃い山からフラッグを狙います.
K崎さん・K2Cさん・私のスナイパー部隊は植林地の斜面上から激戦区となる谷間の味方を援護する作戦です.
いよいよ最後のゲームが始まりスナイパー部隊は斜面を登って険しいルートを進みます.
下の谷間には植林の間を警戒しながら進む味方が見えます.
しばらくすると前方から敵の弾が飛び始めましたが,お互い牽制するだけで本格的な戦闘には
ならず膠着状態に入りました.
高い所なので前方の敵は何人か確認できますが距離がありすぎてさすがに撃てません.
K崎さんとK2Cさんがさらに前進を続け自分も続こうとしたその時,右前方の植林の間に潜む敵を発見しました.
敵を見通せるのは今の場所だけで少しでもズレると植林に隠れてしまいます.
まともに狙える距離ではありませが飛距離を生かせば弾はギリギリ届きそうです.
問題は敵まで見通せる木々のすき間はわずかしかなく,まるでロングなシューティングレンジです.
周囲のブッシュを確認しても全くゆれていません.
樹木の茂った深い谷が幸いして無風状態です.
APSの仕上がりは上々,弾道は真っ直ぐなので狙ってみることにしました.
敵が気づいて位置を変えると終わってしまうので緊張しながら狙いをつけます.
これまで撃ってきた記憶をたどりながら標準サイトから上にあげます.
こちらの音は絶対に届かないでしょうが,着弾で気づかれるかもしれないので味方の威嚇射撃にあわせて引き金を
引きました.
スコープの縦線に沿って弾は真っ直ぐ伸びて行き,失速して敵の数メートル手前に落ちながら見えなくなりました.
着弾位置が確認できない!実戦ではじめてスコープのズームを3倍から最大にしました.
9倍なんて使うことないと思っていましたが必要な時が来るとは.
しかし弾は真っ直ぐに飛んでいった.まだ上が狙えるので必ず届くはず,いける!
初弾の弾道を考えてさらに上を狙います.
倍率を上げたこともあって敵がスコープの視界から消えそうな位置を狙います.
引き金を引くと再び弾は真っ直ぐに飛んでいきました.
徐々に落ちながら敵に向かって進んで行きました.
当たれ!との願いも虚しく弾は敵の頭上ギリギリを通り過ぎてしまいました.
まずいことに通過した弾が敵の後ろにある木に当たり,狙われていることに気づいてしまいました.
素早くその場に伏せてしまい,ここからは靴のかかとくらいしか見えません.
さすがにこれでは狙えないので終わりか,と思ったのもつかの間,再び敵は上体を起して警戒を始めました.
まだどこから狙っているかは分かっていないようです.
3発目をコッキングし,前より少し下に照準を合わせました.
墜落寸前の弾が当たってもヒットコールはないかもしれないけど「当てた」という実績を得ることができれば
それでいい,と考えながら引き金を引きました.
またも弾は真っ直ぐに進みながら少しずつ高度を下げていきました.
スコープの中で追いかける弾に敵のゴーグルが重なり,角度を変えて飛んで行く様子がスローモーションの
ように見えていました.
「当たった!」喜びもつかの間,スコープで敵を見ながらボルトを引きました.
再度照準を合わせようとしたとき,敵の両手が上がっていました.
「ヒットコール?」敵はちゃんとコールしてくれたのです.
最高にいい気分でした.この一撃で今日のゲームは大満足でした.
弾をばら撒くのも楽しいですがやっぱり1発づつを大切に撃っていくのもいいもんです.
一方OCELOTアタッカー部隊は機動力を生かし,デビルバスター君がフラッグアタックを決めていました.
ちなみにDrさんもフラッグアタックをしましたがフラッグがなかったそうで,本日2度目の「幻のフラッグアタック」に
なっていました.