GameReport 12
インドア大会2007.11.4(in山口県内秘密の場所)  Report JUNK

「出発」
いつもこのインドアに行く時よりもかなり早目の午前6時、Drの病院へ集合した。
今日は大会で大人数が集合するため混乱を避けての早目の出発だ。
インドアフィールドへは8時過ぎに到着した。

「フィールドチェック」
久しぶりに来たフィールドは前回より、というか今回の大会のために色々と改装されていた。
基本的な構成はこれまでと同じようにフィールド両端には足場で組み上げられた中2階(片方のみ3階有り)
中央部分はベニヤ板で構成された迷路状の通路、両サイドは何とか見通せる程度の直線に複数の障害物だ。
しかし迷路部分の構造はさらに複雑になり各所に狙い撃ちできるスリットが造られていた。
潜みやすそうな場所も気をつけなければ予想外の場所から狙い撃ちされてしまう。
これまでダッシュが効いていた両サイドも障害物が増えて走りにくい。
ジリジリと前進するような構造になっている。
単純なOCELOTダッシュでは攻略出来そうに無いが何とかするしかない。
到着時間が早かったためまだフィールド内は無人、各自ルートの確認や実際にダッシュして突入のシュミレーションを繰り返した。

【フィールド:中2階から撮影】


【弾速チェック】
今回は簡易弾速計を使用
大会と同じ0.8J以下を厳守しているOCELOTは全員合格。
一部の参加者でレギュオーバーで使用禁止になった人がいましたが
良い子は参加前にきちんと測定しておきましょうね〜


「開会式」
今日の大会は参加者をA・B・C・Dの4チームに分けての総当り。
ゲーム自体はフラッグ戦となる。
OCELOTは九州から遠路やって来られたNUTSさんと合同でAチームとなった。
Aチームは午前中に2ゲーム、午後に2ゲームの予定
今日の自分のメインアームはMP7だ。
屋外戦では若干のパワー不足だがここでは必要十分、フィールド全体が射程距離で長物並みの集弾性能がある。
銃本体にはライトを付けず高出力のLEDを体から離して左手で照らす。
発射音で位置が特定されないようにショートサイレンサを付けドットサイトは視界が広くて死角が少ないオープンタイプを乗せている。
接近戦が多いためドットにはアクリルで造った防弾のシールドを付けレンズの被弾対策もOK。

ハンドガンには一応ライトを付けているがまともに照射しては的になるので使用するのはよほど戦況が良い時だけだ。
絶対に外せないのがBBシャワーを装填したグレネードピストル。
モスカートは手撃ちもOKだが激戦状態の中で正確にタイミング良く撃つにはやはりトリガーとグリップは必要だ。
予備のカートもポーチに入れて準備は完璧、出撃を待つ。

ゲーム開始!
Aチームの初戦は3階付側からのスタート、後頭部にサイリウムマーカーを付けて入場する。
隊長を筆頭に数名が中央の迷路状の通路にダッシュをかけ残りが後方や両サイドから侵攻する作戦だ。
フィールドの構造は以前と変わっているが最初はいつもの定番パターンで攻めるのだ。
ここでの自分の定番は右サイドからの攻略だ。
侵攻方向に背を向けてスタート準備完了、カウントダウンでいよいよ第1戦がスタート!
振り向きざまに敵陣側突き当たりめがけて指切りバーストで数回撃ち込んで牽制しながら最初のバリケートへ取り付く。
隙間から様子を伺うが最後尾のバリケート付近に背面の扉からわずかに差し込む光をバックに2名分の頭のシルエットが見えるだけで切り込んでは来ていないようだ。
このルートは途中に何箇所か中央の迷路へ出入りする通路があるため前進されると途中から迷路に入り込まれて中央ダッシュ組が側部から狙われてしまうので何としても抑えなければならない。
ここでセレクターはセミへ切り替えて隙間からドットでシルエットの頭を狙い慎重にトリガーを引く。
ほとんど暗がりで自分の弾道さえ全く見えない。
着弾音はベニヤ板?どうやら頭のシルエットよりわずかに下らしい。
修正して2発目! ヒットコールが聞こえてシルエットが消えた!!
最初に見えたもう一つの影は見えない、今がチャンス!
姿勢を低くして壁の起伏をなぞるように前進し迷路の内側に出入りできる最初の通路に取り付く。
ニーパッドで片ひざを床に着け、通路入り口からゆっくり体を倒してできるだけ低い位置からサイド前方の様子を探る。
フィールドは完全な暗闇ではないが視界が悪いとどうしても目線に意識が集中するので膝下くらいのできるだけ低いラインが発見されにくいのだ。
敵がいる!先ほど倒したのとほとんど同じ位置のバリケートの裏側にわずかにシルエットが見える。
前より距離は近いが頭三分の一も出ていないので狙撃は難しい。
ここはドットを合わせてじっくり顔を出すチャンスを待つか?
その時迷路中央付近の前方で銃撃戦がありヒットコール。
退場者のマーカーは味方の色だった。
「まずい!センターが押されている」
外周よりさらに暗い迷路内の通路がいくつか重なってわずかに見通せる所に目を凝らすと体の一部がチラチラ見えるのが確認できた。
暗くてはっきりは見えないが明らかにこちらの陣地方向の様子を探っている。
話し声も聞こえるので複数いるらしい。
距離はほんの6〜7mだが敵の露出が少なく間口が狭いのでここからの狙い撃ちは難しい。
しかも複数?モスカートを撃つにも狭すぎて跳弾での自爆や周辺に味方がいたら巻き込んでしまう。
外周の敵も気になる・・・どうする?!
その時、自分が張り付いているベニヤ板のすぐ裏側に駆け込む足音!
壁に軽く当たって止まった、こっちは必死で気配を抑える。
何てこった、ターゲットが3つになってしまった。
壁裏の敵はすぐにでも内側通路に移動して侵攻するだろう。
そうなれば奥に見える複数の敵と合流してさらに状況が悪化する。
もう行くしかない!!
MP7のセレクターをフルに切り替え左手にグレネードピストルを持ち、迷路奥の敵めがけてダッシュする!
視線は奥の敵に向けているので壁裏の敵は確認できないが壁の切れ間を通過する時、コンパネ裏に向けて後手でMP7を撃ち込む!当たったかどうかは分からないがそのまま走る。
迷路奥の通路の角に膝と腕が見えるが敵はまだ動かない、こちらにも気づいていない!チャンスだ!!
通路の入り口で走りながらグレネードピストルのトリガーを引く!
「うぎゃ〜!!」っと叫びが響く、暗がりのシルエットは2つ、2人ゲットだ!!
後ろの敵も気になるので止まらずにそのまま左サイドのバリケートまで滑り込んだ。
しかしそこは敵陣2階からディフェンスが撃ち下ろす真正面!
一気にフルオート射撃が襲いかかり低めのバリケートに体を丸めて耐える。
弾切れの音を聞いてMP7で反撃するが2階はバリケートでしっかり守られていてわずかな隙間から見える敵を狙うには状況が悪すぎる。
最初の連射もあって2秒も持たずノーマルマグは弾切れ、再びバリケートの裏に張り付きリロードしようとした時、側面の通路から飛び出してきた敵にハンドガンで撃ち抜かれて死亡となった。
死体置き場に戻って戦況を見ていると自陣の2階になぜか敵色のサイリウムがウロウロ・・・
フラッグ戦であるが完全に制圧されていた。
自陣と敵陣の両2階から残党狩りが行なわれていた(死んでて良かった〜)
ゲームが終了し結果は当然惨敗、しかし久々のインドア初戦は個人的に満足な結果だった。

シューティングマッチ(タイムトライアル)
本編のゲームと平行して別のスペースでシューティングマッチが行なわれました。
参加は自由で参加費100円で何回でもチャレンジできます。
移動スペースはさほど広くないがパネルに開けられたスリットや窓からターゲットを撃ち、全てのターゲットを倒すまでの時間を競うのだ。
全体の流れは
スタート地点でスタンバイ → タイマーの音でスタート → 複数あるターゲットは終了ターゲット以外であればどれから撃ってもよい → 終了ターゲットを撃つとセンサーがカウンターを止めてタイムが出る
という具合で正確なタイムが計れる本格的なゲームです。
ターゲットの中にはしゃがみ込まなければ撃てない物やたとえ当たっても的が倒れなければ無効となる物もあり正確な射撃技術はもちろん、撃つ順番や姿勢の取り方、ミスのカバー方法など様々な要素をクリアしなければ好タイムは期待できない。

シューティングマッチ大好きなタイシロウ君は本編ゲームが始まる前から繰り返しチャレンジし、最後の方はフラフラになってました。
途中までは暫定首位をキープしていましたが終盤に大御所が登場すると順位を下げて総合3位となりました。

(チャレンジ中のタイシロウ君:左  ウリ坊さんもアタック!:右 スタート準備中)
  

昼食タイム!
2ゲーム目も健闘空しく敗戦してしまったAチーム。
午前中の予定が終了したため早速昼食を取ります。
今回もご好意で豚汁が準備されました、おいしかったです!
毎回ありがとうございます。


フリーゲーム
メインゲームでは各自それぞれの活躍はあったもののチーム惨敗でゲーム時間が非常に短く不完全燃焼だったOCELOT。
昼休憩中はフリーでゲームができるので他チームからの誘いでフィールドに入ります。
私はハンドガンで戦います。
スタートと同時に中央迷路へ突入!
途中でメンバーと別れながらコーナーごとに丁寧にクリアしていきます。
いや〜ハンドガンの緊張感って最高!
2ゲーム終了後はOCELOTのみで分かれて戦い昼休みをフルに使って楽しみました。

午後:最終戦
午後の1試合目も落としてここまでAチームは3連敗。
個人的には毎回ドラマがあって楽しかったのですがせめて最後くらいは1勝したいところ。
最終戦は3階の無い側のスタート。
隊長と数名が左翼から突入するので先発隊援護のため開始の合図と同時に中2階に駆け上がる。
左翼が見渡せるポジションから敵陣側のバリケートに向けて援護射撃をする間に味方がジリジリと侵攻していく。
中間辺りから数名が内側の迷路に入ったが隊長は左翼の壁面伝いに進んでいる。
しかし敵陣の角からの激しい攻撃で足止めを食らっている。
敵陣中2階は左翼側に花道のように通路があり、そこを前進してくる敵の姿が見えた。
コイツが花道末端の砦に入ると壁際に隠れている隊長が丸見えになってしまう。
急いでポジションを変えて花道の敵が狙える位置でMP7をストックを伸ばして構える。
すでに残弾が怪しいがマグチェンジをしている暇がないのでセレクターをセミに切り替えて狙う。
本当なら体をフルオートで撃った方が確実だが何発撃てるか分からないので確実にヒットがわかるように慎重に頭部を狙ってトリガーを引く。
こんな時はフルフェイス限定というのはありがたい。
ヘタな所に被弾するより安全だし本人もヒットが分かりやすい、何より撃つ方が安心だ。
素早く2発!まだ動きが止まらない? さらに2発!止まった?しかしヒットコールが聞こえない。
砦に入る前で完全に停止しているが当たっているのか?
無防備な状態のシルエットが丸見えだ。
念のためもう2発セミで撃つが2発目が弾切れ!急いでリロードに入るが敵は手を上げて階段を降りて行った。
何とか抑えた〜!
しかし壁際の隊長は相変わらず正面の角の攻撃に停滞しいている。
中央や右サイドからの銃声は静かになった。
シートでよく見えないが死体置き場にもかなり戻って来ているのでまた劣勢のようだ。
こうなったらしょうがない、最後の突撃のため中2階を降りて隊長がいる左サイドを慎重に進む。
中間手前付近まで来たが隊長がいない?やられたのか?
代わりに正面から敵が2名バリケートを渡りながら侵攻して来るのが見えたがまだこちらには気づいていない。
しかし今攻撃してもバリケートに邪魔されてしまうのでもっと引きつけなければならない。
もう味方はいないのか?ならば最後にこの2名は道連れにしてやる!
自分のいる場所は中央迷路と左サイドをつなぐ出入口の通路でサイド側に張り出した低めバリケートがある。
侵攻してきた敵は必ずこのバリケートで止まって自分がいる出入口付近を警戒するはずだ。
迷路の内部に入り外から死角になる場所でバリケート裏側付近にあたる場所のベニヤ板のつなぎ目から外光を見る。
外周りの方が若干明るいためバリケートの裏に人が入れば分かるので突撃のタイミングは計れる。
グレネードピストルを抜いてその時を待つ。
・・・・・・
隙間の光が暗くなった!今だ!!
ダッシュで角を曲がり外側のバリケートの裏側へグレネードピストルを突っ込んで引き金を引く!
爆音と同時に叫び声が響く。
姿は見えなかったが獲れたようだ。
そのままの勢いで反対の壁際のバリケートへ転がり込む。
振り向くと2名がゆっくりと立ち上がって退場していった。
まだ行けるか?と思った途端に敵陣側からフルオートの攻撃を食らう。
必死に耐えるがパレットを使ったバリケートには隙間があり、そこを抜けた弾が背中に当たって死亡となった。

死体置き場に入ると思ったより人が少ない事に気づいた。
外から見えるシート寄りに人が集まっていたので多く見えたようだ。
まだ生き残りがかなりいるらしい。
審判が残り5分をコール。
そういえば今日は残り時間がコールされるほど長いゲームはやっていない、悲しいかなこれがAチームの本日最長ゲームだ。

「取った〜!」と声が聞こえた。
また負け?いや自陣じゃないぞ。
どうやら勝ったらしい!
何とフラッグゲットしたのはタケさんでした!
最終戦でようやくAチームが勝利した。


お楽しみゲーム
予定ゲームが終了すると最後はお楽しみゲーム。
表向きは「大将戦」だ。
通常の大将戦はフラッグ代わりの大将を死守するのだが今回は各チームの大将(リーダー)チーム対残りのメンバーというとんでもないアンバランス戦だ。
庶民?チームは通常ルールの装備だが大将チームは何でもありだ。
当然フルオートでバリバリ撃ちまくって来るだろう。
それにしても庶民チームは多すぎる。
スタートと同時に予想とおり大将側から激しい攻撃が襲ってくる。
庶民チームも一斉射撃で2階や3階を狙い敵陣めがけて突撃も始まる。
とりあえずはライトマンとして敵陣を照らして様子を見るが場内はゴチャゴチャで大変な状態。
圧倒的有利と思われた庶民チームだがノルマンディーのように次々に味方は死体置き場へなだれ込んでいく。
それでも出番が無いまま「さて、うちのチームはどうするかな〜」とメンバーで話していると誰かが言った。
うちの隊長がおとなしく砦で撃ってるかな?
そうだ!あの人ならこんな混乱状態を放っておく訳が無い。
ナイフアタックは禁止だがどさくさに紛れて必ず接近戦を仕掛けるはずだ。
周辺に注意しろ!急に緊張が高まる、人ごみの中に隊長を探す。
その時右サイドから複数の叫び声が聞こえた。
何かが起こっている!
するとバリケートの迷路の角から飛び出してきた人影がハンドガンか何かで走りながら次々にヒットを取っていく。
ほとんど0m射撃だ(痛そう〜)
あわてて銃を構えるが人が多すぎて撃てない!
「敵だ!止めろ!」叫びながら数名でシルエットを追いかける。
敵が逆サイドへ回った所で味方の人ごみが途切れた。
一斉に撃ち始めて何とか止めることができたがうちの隊長ではなかった。

もう一度変則ゲームを行なって全てのゲームが終了した。


大ジャンケン大会
最後はお楽しみ大ジャンケン大会だ!
今回も豪華景品が並ぶ。
目玉は高額のコンバージョンKIT。
AKや話題のFN SCARなど超豪華!他にもガスガン・電動ガン・ショットガン、ハズレのBB弾ボトルもある。
ジャンケン大会とは言っても勝てばもらえる訳ではない。
勝ち残るとクジを引く権利があるだけで何がもらえるかはクジ運なのだ。

【目玉商品のコンバージョンキット】


【豪華商品が満載!】


いよいよジャンケン大会開始!
次々に勝者がクジを引くがなかなか目玉景品が出ない。
内心ほっとしながらチャレンジを続ける。
OCELOTも毎回いい所まで勝ち残るがクジまで辿りつけない。
若干焦り始めた頃、ついにこの男が動き出す!タイシロウ君だ!
OCELOTのクジ引き1号となった。
引いたクジをスタッフに渡してドキドキの番号発表。


何と超目玉のSCARキットをゲットした!
しかも彼はこれを買うために貯金中だったのだ。何と運がいい男。
しかし大会の度に高額景品を取り続けるこの男、いったい秘訣は何だ?


OCELOT2番手のクジ引きは私(失礼)
景品は新製品のマルイ「デトニクス」しかも予備マグ付き!
実は私もデトニクス購入を検討していたところで、この日現物を見て購入を決めたばかり。
何ともラッキーでした!


こうなるとOCELOTの勢いは止まりません。
他のチームの目をよそに高額景品取りまくりです。
3番手タケさんはシステマのフルメタルSR!
しかしフルメタル系M4系を大量に所持するタケさんには今更不要か?
OCELOT忘年会オークションで出品して飲み代に貢献してくれ〜!


このままぶっ飛ばして行きたい所だがここから再び停滞。
ジャンケンに勝てずクジが引けない。
目玉景品も次第に減っていく。
ようやくクジを引いたG23さんは残念ながら「ガス」


商品が残り4つになり、最後の4人を一気に選抜するジャンケン。
残った商品はWAのインフィニティー、ショットガン2丁、BBボトルだ。
とりあえずクジ引きに残れば高額景品確立は75%!何としても残るのだ!
そしてついに白君が4名に残った。
さらにジャンケンでクジを引く順番を決めて残りのクジが4人全員へ行き渡る。
さあ最後の商品ゲットは何だ!

何とよりによってBBボトルでした。


最後のオチ、ということで・・・・

今回もOCELOTの景品荒稼ぎで幕を閉じた楽しいインドア大会でした。





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