APS-SVのノーマル固定ホップは3.0gの弾でもかかりが強くて上がってしまいます.
重量弾が使えないフィールドもあるので可変ホップを組んでみることにしました.
各社からさまざまなチャンバーが発売されていますが,今回はPDI製のものを組んでみました.
どのメーカーにも言えることですが,十分な気密がとれないためにエア漏れを起すことが多いため
シール剤を使いながら組み上げましたが,製品誤差等によっても処置が異なるため,ここでの
処置は省略いたしました.

PDI製可変ホップチャンバー(Ver.3)です.
X-Fire(PMS)にて購入 実売価格4,130円
エアシールパッキンを本体に組み込みます.
写真はバレル側パッキンです.
シリンダーノズル側のパッキンは細いため
傷めないように特に注意が必要です.

ノズルとの摩擦で磨耗するので,エア漏れを
起し始めたらリペアキットで補修が必要です.
今回使用するTNバレルはKM企画のM4用です.
チャンバーはSYSTEMAのホップパッキンです.
チャンバーにホップパッキンとバレルを
差し込みます.
写真のバレルスペーサーとチャンバー本体
はゴムパッキンでシールされていますが
スペーサーとバレルは気密がとれていません.
必要によりシールテープかシール剤で隙間を
塞ぎます.
センターを合わせながら左右のイモネジで
バレルを固定します.
このイモネジの穴からもエアーが漏れるので
ネジ止め剤やシール剤でネジを止めると
エア漏れが防げます.
ホップチャンバーを押さえるゴムをセットします.
キットに付属しているものは固めなので,ホップが
強すぎたりパワーロスが大きい場合は電動ガン
純正のものや釣り用の浮ゴムで代用できます.
ホップユニットのバーを押さえるゴムをかけ
ホップ調整用のイモネジを取り付けます.
アウターバレルに組み込む時に付属の
スプリングを写真の場所にセットします.

ゴムパッキンとこのスプリングの力でホップ
をかけるようになります.



【実射テスト】

最初はシール剤を使用せずに組み立てただけでテストしてみました.
銃口を塞いだ気密テストではピストンがほとんどストレートに前進する
ほどエアーが漏れていました.
実射においてもエアー漏れの原因から,ノーマルに比べて格段に
パワーダウンしてしまいました.
エア漏れ箇所をチェックしたところ,バレルとスペーサ間・バレル固定イモネジ穴
フレームのホップチャンバー穴・シリンダーノズルとチャンバー入り口の隙間からでした.
分解してシール剤でエア漏れ箇所を塞ぎながら組み立てました.
シール剤が完全に硬化するまで数日置いたあと本体に組み込み,再度テストしてみました.
気密テストにおいてはエアーを圧縮した所でピストンが完全に停止,完璧に気密が確保できています.
実射においては当初フックやスライスに悩まされましたがシリコンスプレーでバレルとチャンバーへの
注油・クリーニング・試射を繰り返して安定させることができました.
非常に安定した弾道でとても扱いやすくなりました.



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